
今週のWhat's Upでは、お互いに自閉症を持つカップルを描いた、純粋な愛の物語“モーツァルトとクジラ”の映画DVDを紹介。実話を元に、あの名作“レインマン”の脚本家と、米国アカデミー賞候補になったこともあるノルウェー出身の監督ピーター・ネスがコラボレーションした話題作。
WORLD ENTAのコーナーでは、NY Underground食紀行第五弾、まるで終わってゆく夏を追いかけるかのように、Mayaがホットなジャマイカ料理に挑戦!


NY UNDERGROUND 食紀行⑤
去り往く夏を諦めきれず、ジャマイカ料理でもう一度だけ夏気分を
~BronxのJamaican街ミニ探索&Brooklynの本格派Jamaicanレストラン
まだまだ残暑でジメジメとした暑さが続いているNYですが、カレンダー上ではもう9月、秋です。そうです、今月のTopicは秋にちなんで、゜食″ です。ただし、ツアーリスト・ガイドに載っているようなありきたりな有名レストランやTVの情報番組などで紹介されるような当たり前のメニューなどでは面白くありません。そんなアイディアから、今月のWORLD ENTAでは普段ツアーリストの皆さんは決して見ることの無い、まさに地元の食通のみぞ知る゛食 ″を日本で初めて(たぶん)紹介します!
Bronx とは
NYCの5つの自治区のひとつ。NYCの最北部にあり、NYC外区域であるウェストチェスター区とマンハッタンの境に位置するこのBronxは、NY Yankeesの本拠地であるYankees Stadiumがあることで知られている。第一次世界大戦後、海外から多くの移民がNYに流れ込みこのBronxも急激に発展したが... ↓ 続きを読む
1920年代の禁酒法時代にはNYCを拠点とするギャング団体がBronxで酒の違法販売を始め、speakeasy (もぐり酒場)の巣窟となる。それを境に、犯罪も多い地域として知られる様になり、治安も悪くなってしまった。
場所によっては今でも治安があまり良くないが、NYCで唯一の動物園であるBronx Zooも改装され、近年は徐々にツアーリストも訪れる場所となりつつある。特に今回訪れたBronxのWakefieldというエリアは、NYCの中でもジャマイカ移民を始めとしたカリブ系移民街として知られている。街を歩くと、まさに黒人のみ。やはりジャマイカ移民が多い街ということもあり、レゲエ音楽の神様として知られているBob Marleyの音楽が街中に響き渡る。Bob Marley関連のGoodsを取り扱うお店も多数存在し、いかに彼がジャマイカ国民に崇拝されているのかが分かる。
このエリアでは勿論、ジャマイカ本場の家庭料理的なお店は多くあるが、基本的にどこのお店も内装はカウンターだけで椅子が無く、店内の装飾も極端に質素。一般の人たちが考えるレストランというイメージとは程遠く、日本で言うと、駅前の狭い立ち食いそば屋のような感じ。
Bronxで立ち寄ったレストラン
New Taste
3976 Bronxwood Ave.
Bronx, NY
このエリアに無数に存在する、まさにジャマイカの海辺にあるような小さな小屋のようなレストラン。カウンターがあり、座る場所はテーブルと椅子が4つあるだけ。店内の飾りは一切なし。メニューはアメリカナイズされた物はなく、ほぼ全てが伝統的なジャマイカン。勿論お客さんもジャマイカ人もしくはカリブ系のみ。しかし、そんな小さく狭いお店にしては信じられない程しっかりとしたメニューがあり、常にお店が混み合っている理由が分かる。その中でもCurried Goat (カレーの味付けで煮込んだヤギの肉)はご飯とポテト等をカレーで煮込み、ハヤシライスみたいで食べやすい。ヤギの肉も柔らかく、臭みがない。足フェチ(?)の私としては、Cowfeet (煮込んだ牛の足)もトライしてみたが、見かけは以前紹介したPolishの豚足とあまり変らない。しかし豚足よりも遥かにゼラチン質が多く、ボリュームもたっぷり。臭みはあるが、とても家庭的な感じで美味しい。
ここで一点注意。基本的にこの地域は、上記に説明したようにジャマイカやカリブ系の文化が感じられるエネルギッシュな街なのだが、残念なことに治安がとても悪いので、ツアーリストが気軽に訪れることはお勧めできない。
よって、今回のリポートではもう少しツアーリストにフレンドリーなエリアにあり、それでも本格的なジャマイカ料理を堪能出来るレストランをセレクトしてみた。
今回訪ねたレストラン
Brawta Caribbean Cafe
347 Atlantic Ave.
Brooklyn, NY
Brooklynにある、とてもお洒落なレストラン。Carol GardenというBrooklyn Bridgeに程近いエリアに位置するこのエリアは、Brooklynでも昔からお洒落なアーティスト系のニューヨーカーが多く住み、それでもマンハッタンよりは落ち着いている感がある。近年ではこの辺りにもスタイリッシュなレストランやバーなどが増えてきた傾向がある。
このレストランのオーナー兼シェフのJenniferさんは、100%ジャマイカ人。レゲエ文化特有の、いわゆるラスタマン の格好で料理をする姿はとても格好よく素敵に見える。
こじんまりしたお店はどちらかというとカフェのような雰囲気で、外にはお花等が綺麗に飾られていて、暖かい昼間はOutdoorテーブルでLunchも可能。綺麗にデザインされた店内も、アフリカやカリブ系をメインに、黒人文化を反映させたカラフルであり、それでいて落ち着いたトーン。ただしさすが100%ジャマイカ人のオーナー。ここでもやはりBob Marleyが奉られていた。客層は、このエリアであることが理由なのか、お洒落な若者のグループが夜遊びの前に夕食を楽しんでいるかと思うと、新聞片手に一人で黙々と食べている近所の住人のような人もいる。家族連れ等のお客さんも沢山居て、我々の取材中は常に混み合っていた。ちなみにここはローカルの食通や批評家にも人気があるレストラン。Zagat Guideでも高く評価されている。
メニュー自体はジャマイカの伝統的な料理に加え、他のカリブ系ディッシュやアメリカンなものを融合させた、Jenniferさん独自のレシピが売り。
今回オーダーしたメニュー
Red Stripe Chicken (チキンのレッドストライプをジャマイカのビールで煮たもの) -ビールで煮込んだチキンとココナッツの組み合わせが妙にあう。口の中に入れた瞬間に私の新しいお気に入り!
Ital Stew (野菜シチュー)-お豆や人参等の野菜を長時間煮て、トローリとさせたシチュー。野菜だけのベースでありながら、ほのかな甘さが合ってビックリ。
Plantain(プランテーンのフライ)-日本でもジャマイカ料理として多分知られているPlantain。要するにバナナなのだが、丁寧にフライされていて、食べるとサクッという感じで、甘さが口の中に広がってくる。デザートなどにアイスクリームと食べたら美味しそう。
Pine Aid(ジンジャー・ビールとパイナップルジュースを混ぜたジュース)-カリブ地域のジュースと聞くと、果物をそのまま絞った果汁100%のようなものが想像付くが、基本的にはその通り。ただしこのジュースはシェフのJenniferさんが少しひねりを利かせ、ジンジャーエールとエネルギードリンクの要素を含んでいる。飲んだ瞬間ショウガが鼻にツーンときて、夏バテなどにピッタリ。暑い国から来た人が発想したドリンクだと言うのが良くわかる。
全体的には、メニューのどれもジャマイカ伝統の料理にスタイリッシュさとモダンな要素を含んでいて、とても美味しい。どのメニューも野菜とライスがサイドについて来てとてもヘルシー感がある。シェフのJenniferさんの腕前のおかげで、グルメ好きの人が来てもきっと美味しいと思えるレストラン。恋人と来るにも、友達や家族と来るにも最適な場所。


Die Romantik
NYを拠点とするバンドだが、実は1996 年頃にパリ留学中に知り合った3人の友達により結成されたバンドで、結成自体は2005年。バンドの名前の由来は、19世紀のクラシック音楽の作曲家を集めたドイツ製のCompilationアルバムから取ったもの...↓ 続きを読む

サウンド的には、バンドの名前や彼らが受けた音楽の影響にふさわしく、クラシック音楽の要素が全面的に出ていて、それにモダンなポップがブレンドされている。フランスのパリを想像させる、まぎれも無くEuro系のサウンドであり、楽曲はどれも大人びた雰囲気を持つ。
紹介曲: Narcissist’s Waltz
今年6月に自主レーベルからリリースされたフル・アルバム、Narcissist’s Waltzからのタイトル曲。
ARTIST Website: www.dieromantikmusic.com




























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